🐭 屋根裏で足音が聞こえたら:早期対応で費用が10分の1に済みます

ネズミ駆除の費用相場2026|
業者料金・自分でできる対策・屋根裏の音まで徹底解説

最終更新:2026年4月 | 参照:厚生労働省「ねずみ・衛生害虫対策」

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夜中、天井裏から「カリカリ…」「トトトト…」という音。気になって眠れない経験はありませんか?その音、9割はネズミです。 放置すると数か月で家族が増え、糞尿による天井のシミ・感染症・漏電火災のリスクが急上昇します。

この記事では、音の種類から害獣を特定し、自分でできる対策業者が必要な状況を切り分けて解説します。早期発見・早期対処が費用を最小限に抑える唯一の方法です。

音の種類で分かる害獣の正体

聞こえる音正体の可能性特徴活動時間帯
カリカリ、ガリガリ(高音)ネズミ木材・配線・断熱材をかじる音夜〜深夜
トトトト(軽い走る音)クマネズミ体重30〜200g、天井裏を素早く走る深夜〜早朝
ドタドタ(重めの走る音)ドブネズミまたはハクビシン大型ネズミ or 中型獣類
ドスドス(非常に重い足音)ハクビシン・アライグマ体重2〜5kg、夜行性夜〜深夜
パタパタ(羽音)コウモリ夕方〜夜に屋根裏へ帰巣夕方〜夜
ギャーギャー(鳴き声)イタチ・テン繁殖期に激しく鳴く
✅ 見分けのコツ:音が「軽くて速い」→クマネズミ。「重めでゆっくり」→ドブネズミかハクビシン。「パタパタと飛ぶ音」→コウモリ。ハクビシン・アライグマ・コウモリは駆除方法が全く異なるため、音だけで判断できない場合は業者の無料診断を活用してください。

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ネズミの種類と見分け方

日本の家屋に侵入するネズミは主に3種類。種類によって生息場所・侵入経路・有効な駆除方法が異なるため、まず「どの種類か」を判断することが重要です。

種類体長(尾除く)色・特徴主な生息場所得意な場所侵入しやすい建物
クマネズミ18〜24cm黒褐色・耳が大きい・尾が長い屋根裏・天井裏・壁の中高いところ(垂直移動が得意)マンション・ビル・都市部の建物全般
ドブネズミ22〜28cm茶褐色・体が大きい・尾が短い床下・下水・地面近く泳ぎが得意(排水管から侵入)飲食店・食品工場・古い戸建て
ハツカネズミ6〜10cm灰褐色・小型・耳が丸い農家・倉庫・食品保管場所狭い隙間に潜む農家・倉庫・ガレージ

クマネズミ vs ドブネズミ:対策の違い

クマネズミは都市部の建物に最も多く侵入するタイプ。天井裏・屋根裏を住処にし、高い場所を好みます。警戒心が非常に強く、粘着シートに慣れてしまうことも。殺鼠剤に耐性を持つ「スーパーラット」も都市部で増加しており、市販品での完全駆除が難しいケースがあります。

ドブネズミは床下・下水管から侵入するタイプ。体が大きく、トイレ・洗面台の排水管から室内に出てくる事例もあります。クマネズミより警戒心が低く、市販の毒餌が効きやすい傾向があります。

放置すると起きる健康被害と家の損害

健康被害:放置すると家族全員が危険

被害の種類原因症状
サルモネラ感染症糞・尿が食器・食品に付着下痢・嘔吐・発熱(食中毒)
ハンタウイルス肺症候群乾燥した糞が空気中に飛散発熱・筋肉痛・重篤な場合は死亡例も
レプトスピラ症尿が皮膚の傷口から侵入発熱・黄疸・腎不全(重症)
イエダニ被害ネズミの体に寄生するダニが人を刺す強いかゆみ・発疹・アレルギー反応
喘息・アレルギー悪化糞・毛が室内のホコリに混入咳・くしゃみ・喘息症状の悪化

家の損害:放置すると修繕費が爆発的に増える

  • 配線をかじって漏電・火災:年間数百件の原因不明火災の一因。ネズミが電気配線をかじると絶縁が破れ、最悪の場合火災に。修理費:数十万円〜全焼
  • 断熱材の破壊:屋根裏の断熱材を巣材として引きずり出す。断熱性能が著しく低下し、冬の光熱費が急増。交換費:30〜100万円
  • 天井・壁のシミ・悪臭:糞尿が天井ボードに浸透し、黄色いシミと異臭が発生。クロス張替えで済む場合でも数万円〜
  • ガス管・水道管への被害:金属以外のパイプをかじる場合も。水漏れやガス漏れの原因になることがある
  • 不動産価値の低下:売却時にネズミの被害歴を説明する義務あり(告知事項)
ネズミは最短3週間で繁殖し、1匹が年間40匹に増えます。「まだ1匹しかいないから…」の油断が、数か月後に数十匹の大量発生を招きます。「音がする→業者に相談」まで1週間以内に動くことが理想です。

ネズミ駆除の費用相場まとめ

ネズミ駆除を業者に依頼した場合の費用は、物件の種類・被害の規模・施工内容によって大きく変わります。

物件タイプ費用相場作業内容所要時間
マンション・アパート(1室)15,000〜30,000円駆除剤設置+侵入経路調査1〜2時間
戸建て(1〜2階)通常規模20,000〜50,000円全館調査+封鎖施工2〜4時間
戸建て(広範囲・屋根裏被害)50,000〜120,000円屋根裏清掃+全面封鎖+消毒半日〜1日
飲食店・食品工場30,000〜100,000円定期管理契約(月1〜2回)1〜2時間/回
大型ビル・倉庫100,000円〜全館調査+総合防鼠工事複数日

費用が高くなるケース・安くなるケース

費用が高くなる要因費用が安く抑えられる方法
被害が長期間放置されている音に気づいた時点ですぐ相談する
屋根裏の断熱材が糞尿で汚染されている糞尿の汚染が少ないうちに対処
侵入経路が多数ある(古い戸建て)2〜3社で見積もりを比較する
スーパーラット(薬剤耐性)が生息年間管理契約で1回あたりを安くする
✅ 費用を抑える最大のポイント:早期対応です。音がし始めた時点(繁殖前)で業者に依頼すれば、駆除剤設置+侵入経路調査の2〜3万円で済むことが多いです。大量繁殖してから対処すると、屋根裏清掃・断熱材交換・全面封鎖が必要になり10〜15万円になります。

自分でできる駆除3ステップ

「まだ音がし始めたばかり」「1匹見ただけ」という場合は、まず自分でできる対策を試してみてください。ただし、毎日音がする・複数の糞を見かける場合は業者への相談が確実です。

STEP1:毒餌・粘着シートを設置

「壁沿い」「家具の裏」「配管の近く」に集中設置。ネズミは壁伝いに移動する習性があるため、部屋の中央ではなく必ず壁に沿って配置します。毒餌は食べてから効果が出るまで3〜5日かかりますが、巣ごと全滅させる効果があります。粘着シートは即効性が高く、毒餌と組み合わせると効果的です。

STEP2:超音波・忌避剤で追い出す

ネズミが嫌う高周波を出す超音波機器や、木酢液・ハッカ系の忌避剤で巣から追い出します。「出ていってもらう」のが目的です。ただし超音波機器の効果には個体差があり、数週間で慣れてしまうケースも報告されています。あくまで補助的な対策として使ってください。

STEP3:侵入経路を塞ぐ(最重要)

駆除できたとしても侵入経路を塞がなければ、新しいネズミが次々と入ってきます。これを怠ると永遠に同じことを繰り返すことになります。侵入経路の塞ぎ方は次章で詳しく解説します。

侵入経路の見つけ方と塞ぎ方

ネズミは500円玉サイズ(直径2.5cm)の穴があれば侵入できます。家の周囲を1周して、以下のポイントを点検してください。

侵入経路確認ポイント封鎖方法費用目安
エアコンの配管カバーパテの劣化・ひび割れ金属製パテで埋め直す500〜1,500円
換気扇・通気口フィルターの破れ・取り外しステンレス製の防鼠網を設置1,000〜3,000円
基礎と壁の間の隙間基礎の亀裂・配管貫通部金網+パテで封鎖1,000〜5,000円
屋根と壁の境目(軒天)軒天ボードの穴・破損金属メッシュで補修(業者推奨)5,000〜20,000円
床下通気口金網の破損・腐食ステンレス製防鼠網に交換2,000〜8,000円
配管の貫通部(壁・床)パテの劣化・隙間金属製パテ・防鼠材で封鎖500〜2,000円
排水管(トイレ・洗面台)Sトラップの封水切れ定期的に水を流す無料

封鎖材の選び方:絶対に「金属製」を使う

⚠️ NG素材:発泡ウレタン・ビニール袋・木材はネズミが容易にかじり破ります。封鎖には必ず金属製の資材を使ってください。ステンレス製の金網(目の細かさ6mm以下)とパテの組み合わせが最もおすすめです。

季節別ネズミ対策カレンダー

時期ネズミの状態やるべき対策優先度
3〜5月(春)繁殖開始。暖かくなり活動が活発化毒餌・粘着シートを新設・交換。昨冬の侵入経路を点検★★★★★
6〜8月(夏)繁殖が最も活発。個体数が急増する時期食品の管理を徹底。毒餌の定期交換。屋根裏に異音がないか確認★★★★☆
9〜10月(秋)冬に備えて温かい室内へ移動し始める最重要シーズン侵入経路を徹底的に封鎖。毒餌・粘着シートを増設★★★★★
11〜2月(冬)室内で越冬。暖かい家電・断熱材付近に潜むこの時期に音がするなら屋根裏に定着済み。業者相談を★★★★☆
✅ 最重要の予防時期は「9〜10月」:秋に外から家の中への移動が集中します。10月末までに侵入経路を塞ぐことで、冬の屋根裏定着を防げます。秋に1時間かけて家の外周を点検するだけで、数十万円の修繕費を防げることがあります。

業者の選び方・悪徳業者の見分け方

ネズミ駆除業者にはトラブル事例も多く、「法外な料金を請求された」「効果がなかった」というケースもあります。以下のポイントで優良業者を選んでください。

チェック項目良い業者悪徳業者
見積もり無料・訪問前に概算を説明「来てみないとわからない」と訪問後に高額請求
料金の提示施工内容と料金を書面で明示「一式〇〇万円」の曖昧な見積もり
保証再発保証(1〜5年)が書面で付く口頭での保証のみ or 保証なし
施工後の説明侵入経路と封鎖箇所を写真付きで報告「終わりました」の一言で終わる
強引な勧誘追加工事も書面・口頭で丁寧に説明「今すぐ契約しないと手遅れ」と急かす
資格・許可公益社団法人日本ペストコントロール協会の会員など資格・所属団体が不明

業者に電話する前に確認すること

  • 「見積もりは無料ですか?」:有料の業者は避けましょう
  • 「概算でいくらくらいですか?」:電話でも目安を答えられる業者が◎
  • 「施工後の保証はありますか?」:再発保証の期間と条件を確認
  • 「侵入経路の封鎖工事もやってもらえますか?」:駆除だけで封鎖をしない業者は避ける

業者に頼むべきケース

こんな時は迷わず業者へ
  • 毎日音が聞こえる → 繁殖している可能性大。市販品では根絶が難しい
  • 糞を複数箇所で見かける → 複数の個体が生息している証拠
  • 屋根裏や床下の侵入経路が自分では探せない → 業者は専門の調査ツールを持っている
  • 戸建てで広範囲に被害が及んでいる → 自分での封鎖作業が困難
  • スーパーラットと思われる(市販の毒餌に反応しない) → 専用薬剤が必要

優良業者は1〜5年の再発保証が付きます。一度でしっかり対策すれば、長期的には自分で何度も駆除するより安く済みます。また保証期間中に再発した場合は無料で再施工してくれます。

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よくある質問

猫を飼えばネズミがいなくなりますか?

効果はありますが確実ではありません。天井裏など猫が入れない場所のネズミには無力です。また、クマネズミは猫より賢く、学習して避けることもあります。猫がいる家でも侵入経路封鎖と毒餌設置を合わせて行うことをおすすめします。

粘着シートにかかったネズミの処分方法は?

シートごと新聞紙で包み、ビニール袋に二重に入れて可燃ごみに出すのが一般的です。素手で触らず、必ずゴム手袋を着用してください。感染症予防のため、処理後は必ず石鹸で手を洗ってください。

毒餌を使ったら、どこかで死んで悪臭が出ませんか?

確かにそのリスクはあります。心配な場合は「屋外で食べて外で死ぬ」タイプの毒餌(喉の渇きを誘発するもの)を使うか、業者に依頼して死骸回収までお願いするのが安心です。業者が設置した毒餌の場合、死骸の場所を特定・回収してくれる業者もいます。

賃貸でもネズミ駆除の費用は自己負担?

原則として建物全体の問題(侵入経路の封鎖)は貸主負担、室内の衛生管理は借主負担です。まずは管理会社に連絡してください。入居後すぐの発生や、構造上の問題(排水管の隙間等)が原因の場合は貸主負担になるケースもあります。

ネズミの気配がなくなりました。もう大丈夫ですか?

油断は禁物です。毒餌の効果や季節移動で一時的に音が消えることがありますが、侵入経路が塞がれていなければ再び入ってきます。音がしなくなった時点で侵入経路を完全に封鎖することが再発防止の絶対条件です。

ネズミが出没したことを不動産会社に言わないといけない?

売却する場合は告知義務があります。重要事項説明書に記載する必要があり、隠すと後から損害賠償請求を受けるリスクがあります。駆除・封鎖工事を完了した上で「過去に被害があったが対処済み」として説明するのが適切です。

屋根裏に断熱材が入っていますが、ネズミに影響はありますか?

あります。グラスウール・ロックウールなどの繊維系断熱材はネズミが巣の材料として引きちぎる被害が頻繁に報告されています。断熱性能の低下によって光熱費が上がるだけでなく、ちぎられた断熱材の繊維が落下し、居室内の空気質に影響することもあります。屋根裏のネズミ駆除後は、断熱材の状態を必ず確認し、損傷が激しい場合は交換を検討してください。

筆者:害虫退治ナビ編集部

築40年の実家でネズミに悩まされた経験から、駆除と封鎖施工を10社比較して最適解をまとめています。害虫防除技術者資格者の監修のもと記事を作成しています。

ネズミの種類と特徴——家に出るのはどの種類?

「ネズミ」と一口に言っても、住宅に侵入する種類は主に3種類です。種類によって行動パターンが異なるため、種類を特定することが効果的な対策の第一歩です。

種類体長(尾含む)生息場所特徴侵入しやすい家
クマネズミ(最多・都市部)30〜40cm屋根裏・天井裏・壁内高所を好む、運動能力が高い、警戒心強いマンション・商業ビル・住宅の屋根裏
ドブネズミ(水辺・下水)35〜50cm床下・下水・地下体が大きい・泳ぎが得意・攻撃的築古の木造・飲食店の厨房・倉庫
ハツカネズミ(農村・郊外)15〜20cm押し入れ・食料庫・壁内小型・繁殖力が非常に高い(2週間で出産)農村・食料倉庫・郊外住宅

クマネズミが増えた理由と都市部での被害拡大

近年、都市部でクマネズミ(英語名: Roof Rat)が急増しています。クマネズミは高所を伝って移動することができ、電線・木の枝・排水管を使って屋根に到達し、瓦の隙間や換気口から屋根裏に侵入します。従来のネズミ対策(毒餌・粘着シート)だけでは効果が出にくい場合が多く、侵入経路の封鎖が特に重要です。

ネズミかどうか判断する「5つのサイン」

  • 🐾 フン・尿の痕:黒くて細長いフンが点在している(米粒〜ひまわりの種大)
  • 🦷 噛み跡:食品の袋・木材・電線に歯型の跡がある
  • 👃 独特のにおい:アンモニア臭・獣臭が天井裏・押し入れからする
  • 👣 足跡・体毛:ホコリの上に小さな足跡がある、体毛が落ちている
  • 🔊 :夜間に「パタパタ」「コリコリ」「チュー」という音が天井・壁から聞こえる

これらのサインが2つ以上当てはまる場合は、高い確率でネズミが生息しています。早めに業者に相談することをおすすめします。

市販品で自分でできるネズミ対策の詳細ガイド

「1〜2匹が出た段階」「業者を呼ぶ前に試したい」という方向けに、市販品を使った効果的な対策を解説します。ただし、すでに繁殖・多数生息している場合は業者への依頼を強くおすすめします。

市販対策の種類と効果比較

対策の種類主な製品効果向いているケース
粘着シート(ネズミ捕り)ネズミ粘着マット等個体捕獲に有効どこに出るかわかっている場合
毒餌(殺鼠剤)ネオラッテ等コロニー全体に効く可能性あり侵入経路不明・複数個体いる場合
超音波撃退器各種電子機器効果には個体差あり・一時的予防・補助的な使用のみ
忌避スプレー・木酢液ネズミ忌避剤等一時的な追い出し効果駆除済み後の再侵入予防
捕獲罠(カゴ)生け捕りカゴ生け捕りして遠くへ放す屋外・倉庫の個体捕獲に有効

重要:毒餌を使用する場合、ネズミが壁内・天井裏で死亡すると腐敗臭が数週間続くことがあります。使用場所の選定と、死体の回収ができる場所かどうかを事前に確認してください。

ネズミを放置すると起こる深刻なリスク

「たまに音がするだけ……」と軽く考えていると、気づいたときには取り返しのつかない状態になることがあります。ネズミの被害は害獣被害の中でも特に多岐にわたるため、早期対処が非常に重要です。

リスク①:火災リスク——電線の噛み傷が命取りに

ネズミは歯が一生伸び続けるため、常に硬いものを噛む習性があります。屋根裏・壁内・床下の電線を噛んでしまい、絶縁テープが破れて漏電・ショート・最終的に火災に至るケースが毎年報告されています。総務省消防庁の統計でも、原因不明の電気系火災の相当割合にネズミが関わっていると推測されています。

リスク②:食中毒・感染症——サルモネラ・レプトスピラ

ネズミの糞・尿・体毛には複数の病原菌が含まれています。特に「サルモネラ菌(食中毒)」「レプトスピラ(黄疸出血性レプトスピラ症)」「ハンタウイルス(腎症候性出血熱)」は人間に感染すると重篤化することがあります。キッチン・食品保管場所・天井裏での繁殖は特に危険です。

リスク③:二次害虫——ダニ・ノミの大量発生

ネズミはダニ・ノミを体に大量に寄生させています。ネズミが家の中で死亡したり、駆除によってネズミが減ると、行き場を失ったダニ・ノミが人間に大量に移動してきます。これが「駆除後に全身がかゆくなった」という事例の原因です。ネズミ駆除後は、同時にダニ・ノミ対策も行うことが必須です。

リスク④:建物・断熱材へのダメージ

ネズミは屋根裏の断熱材を巣の材料として引き裂いたり、給水管・排水管を噛んで水漏れを起こすことがあります。断熱材の損傷で光熱費が上がり、水漏れで床・天井が腐食するケースも報告されています。

ネズミの侵入経路を完全に塞ぐ方法

ネズミ対策の王道は「物理的な封鎖」です。罠や毒餌だけでは、外から新たなネズミが入り続けます。侵入経路を塞いで初めて「根本解決」になります。

侵入経路特徴封鎖方法
屋根・軒下の隙間ネコを除いた天敵が少なく、高所から侵入金属メッシュ・パンチングメタルで塞ぐ
床下換気口通気のため必ず穴があり侵入しやすい防鼠金網(ステンレス製)を取り付ける
排水管の隙間・パイプ貫通部壁と管の隙間が数cm空いていることが多いパテ・金属板・防鼠テープで塞ぐ
玄関・勝手口の扉の隙間ドアの下部に数mmの隙間があることが多いドア下シール(スウィープシール)を付ける
エアコン配管貫通部外壁に開けた穴の周囲に隙間が残ることがあるパテで完全充填。エアコンキャップも確認
屋根瓦の隙間・破損部特に築古の和瓦は隙間が多いハウス外周の金属フラッシング設置・屋根業者に相談

封鎖材料の注意:ネズミはウレタンフォームやスポンジを噛み破ることができます。封鎖には必ず「金属製(スチール・ステンレス)」の素材を使ってください。

プロのネズミ駆除業者に頼むべきケースと料金の目安

以下に当てはまる場合は、市販品での対処を諦めてプロに依頼することを強くおすすめします。また、「すでに試したが効果がなかった」という場合も、業者依頼に切り替えるタイミングです。市販品でも対処できる状態は限られており、繁殖・多数生息している場合はプロの総合的なアプローチ(調査→捕獲・毒餌→侵入経路封鎖→清掃・消毒)でしか根本解決はできません。

  • ✅ 2週間以上、屋根裏や壁内から音が続いている
  • ✅ 複数箇所でフン・尿・足跡が確認されている
  • ✅ 食品が食い荒らされた
  • ✅ 子育て中のネズミが複数いる可能性がある
  • ✅ 自分では侵入経路が特定できない

ネズミ駆除の料金目安

作業内容費用目安備考
現地調査・見積もり無料〜5,000円多くの業者は無料で実施
毒餌設置(ベイト法)15,000〜30,000円1〜3回の設置・回収
捕獲罠設置・回収20,000〜40,000円回収・処理を含む
侵入経路の封鎖工事20,000〜80,000円被害箇所・封鎖範囲による
トータルパック(調査〜封鎖〜保証)50,000〜150,000円再発保証付きが多い
糞・汚染部の清掃・消毒30,000〜80,000円屋根裏・床下全面の場合

業者選びで失敗しないポイント

  1. 「ネズミが確認できなかった場合は費用を返金」という業者を選ぶ:調査のみ行われて高額請求される事例があります。
  2. 保証(再発保証)がついているか確認する:封鎖が不完全だと同じ場所からネズミが入り直します。再発時の対応が保証されているか確認しましょう。
  3. 清掃・消毒もセットで対応可能か確認する:ネズミ駆除後の糞・汚染部の清掃は必須。別業者を探す手間を省くため、同社で対応可能か聞いておきましょう。
  4. 即日施工を急かす業者には注意:「今日じゅうに決めないといけない」と急がせる業者は、十分な調査をしていない可能性があります。

まとめ:ネズミ対策は「封鎖→駆除→清掃」の順で進める

ネズミ対策で最も重要なのは「侵入経路の封鎖」です。罠・毒餌だけで対処していると、外から次々と入り続けるため永遠に問題が解決しません。以下の流れで計画的に対処しましょう。

ステップ内容担当
①現状確認フン・尿・足跡・音で生息を確認。種類の特定自分で確認可能
②侵入経路の特定屋根裏・床下・配管貫通部を点検業者推奨(自分でも可)
③侵入経路の封鎖金属メッシュ・パテで全ての隙間を塞ぐ業者推奨
④駆除(捕獲・毒餌)閉め出した後、残った個体を除去業者推奨(軽度なら自分で可)
⑤清掃・消毒糞・尿・体毛の除去、ダニ・ノミ対策業者推奨(必須)
⑥再発防止の確認1〜2週間後に音・フンがないか確認自分で確認可能

「音がするな…」と感じた段階が最も早期対処のチャンスです。繁殖が始まると急速に個体数が増え、被害も費用も拡大します。この記事を参考に、できることから今すぐ始めましょう。

ネズミ被害は「自分の家は大丈夫」と思っていた方が突然直面するケースが多いです。「隣家が解体された」「近くで工事が始まった」「季節の変わり目で移動してきた」——ネズミが侵入するきっかけは日常のあらゆる場面に潜んでいます。備えあれば憂いなし。侵入経路の点検・整備を今からしておくことが、将来の大きな出費と精神的ストレスを防ぐ最善の投資です。この記事の情報が、あなたの家と家族を守るためのお役に立てれば幸いです。

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